◆家族やパートナーに「なんでわかってくれないの?」と感じるのは、相手を責めたいからではなく、自分の心の奥にある「理解されたい」「大切にされたい」という願いのサイン。葛藤の奥にある本当の気持ちに気づくことで、関係性は変わり始めます。

「どうしてわかってくれないの?」
そう感じて胸がいっぱいになった経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。特に家族やパートナーなど、身近で大切な存在だからこそ、わかってもらえないときの寂しさや怒りは強くなります。

けれど、この言葉の奥にあるのは、本当に相手を責めたい気持ちでしょうか?
実はその根っこには、「理解されたい」「受け止めてもらいたい」「自分の存在を認めてもらいたい」という、本当の願いが隠れています。

人は、安心できる関係の中で「自分をそのまま受け入れてほしい」と願っています。けれど、気持ちを上手に言葉にできないとき、「なんでわかってくれないの?」という強い表現に置き換わってしまうのです。

たとえば、

  • 忙しい日々の中で「手伝ってほしい」と言えずにいると、「私ばかり大変!」という不満になって出てくる。

  • 気持ちをわかってほしいと願っても、相手に届かず「もういい!」と感情的になる。

このように、表面の言葉は「責め」でも、その奥にあるのは「愛されたい」「安心したい」という温かな願いです。

では、どうすればこの本当の願いに気づき、相手に伝えることができるのでしょうか?

まず大切なのは、自分の心の声を落ち着いて聴くことです。感情が高ぶったときは、呼吸を整えてみましょう。深く息を吸い、ゆっくり吐き出すと、心に少し余裕が生まれます。その余裕が、自分の本音に気づくきっかけになります。

そして「私は本当はどうしてほしいのだろう?」と問いかけてみてください。すると、怒りや悲しみの奥から「ただ話を聴いてほしい」「ねぎらってほしい」「一緒に笑いたい」といった小さな願いが浮かんでくるはずです。

それに気づいたら、相手を責める言葉ではなく、自分の気持ちを素直に伝えるようにしてみましょう。
「わかってくれない!」ではなく、「私、こうしてもらえると嬉しいんだ」と表現するだけで、関係性はぐっと変わります。

家族や大切な人との関係は、いつでも修復し、深めることができます。
「なんでわかってくれないの?」の奥にある本当の願いに気づくことが、その第一歩になるのです。

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